Plangers — Finance Plan

フェーズで資本を積み上げ、
上場で回収する。

クライアントワークで生活を守りながら、段階的に資本を積み上げる。 各フェーズの条件を満たしてから次へ進む、ボトムアップの成長戦略。

発行済株式
99万株
現在の株主
星野隆太 100%
調達累計想定
〜2.65億円
Roadmap

フェーズ別ロードマップ

各フェーズに「卒業条件」を設ける。条件を満たしてから次フェーズへ進む。

Phase 0 Bootstrap — 実証と基盤固め 〜2026 Q3
  • Brainforce有料顧客 3社以上
  • Odyssey SDK v1 リリース
  • Nanimono MVP完成
  • 創業融資 500万円 実行
  • クライアントワーク収益で生活・運営を維持
  • Brainforceを自社開発に適用し実証ケース作成
  • 創業融資(日本政策金融公庫)500万円申請
クライアントワーク売上1,800万円
BF試験的売上〜50万円
CEO(役員報酬+経費)△900万円
Pre-Seed人件費(副業2名)△480万円
インフラ・ツール・雑費△180万円
営業利益+290万円

クライアントワーク1,800万で月次黒字。創業融資1,500万は温存できるバッファ。副業2名(CTO候補・BizDev候補)の人件費も自己調達で賄える。

Phase 1 First Funding — チーム結成 2027 Q1〜2027 Q4
  • Brainforce MRR 30万円以上
  • マル経融資 1,000万円 実行
  • Seed調達(5,000万円)完了
  • CTO着任
  • Seed調達でCTO採用・Odyssey開発加速
  • クライアントワーク稼働を段階的に削減
  • BF初期顧客のOdysseyデータ収集開始
  • Nanimono β版リリース
項目Seed直後1年後
Brainforce MRR+30万円+100万円
クライアントワーク+90万円+50万円
CEO(報酬+経費)△75万円△75万円
CTO フルコミット△75万円△75万円
Engineer M4△55万円△55万円
BizDev M4△55万円△55万円
インフラ・マーケ△30万円△30万円
ネットバーン△170万円△140万円

Seed 5,000万 ÷ 月170万 = 約29ヶ月 runway。MRR成長でネットバーンは縮小。MRR月100万超えでクライアントワーク完全撤退。

Phase 2 Scale — プロダクト・マーケット・フィット 2028〜2029
  • BF ARR 5,000万円
  • Odyssey外部API提供開始
  • データドメイン 3以上
  • Nanimono MAU 1,000人
  • Series A 2億円調達(想定)
  • 開発チーム 5〜8名体制へ拡張
  • 「Odysseyに聞けばユーザーの本音がわかる」状態を作る
  • クライアントワーク完全終了
BF ARR5,000万円
Nanimono・その他500万円
人件費(5〜8名)△4,000〜5,000万円
インフラ・マーケ△500万円
営業損益±0付近

損益分岐点を超えるフェーズ。Series A資金で先行投資を継続。

Phase 3 Pre-IPO — ドメイン参入と上場準備 2028〜
  • ARR 20億円以上
  • Odyssey B2B API 契約20社以上
  • データドメイン 5以上
  • 経常黒字化
  • 転職・住まい・食・金融へのOdysseyドメイン拡張
  • 東証グロース上場準備(監査法人・主幹事選定)
  • Recruitモデルの構造的な代替を数字で示す
BF ARR10〜20億円
Odyssey API収益5〜10億円
Nanimono・その他2〜5億円
人件費・運営費△10〜15億円
営業利益黒字化
Revenue Model

料金体系と単価イメージ

各フェーズのARR目標を支える、具体的な料金設計。

プラン月額(税抜)ターゲット・内容競合参考
Free 0円 試用・個人。アプリ1本・限定機能
Starter 3,000〜5,000円 個人開発者・スタートアップ初期。アプリ3本・Odyssey基本統計 Cursor Pro ~3,000円
Pro 1〜2万円 成長スタートアップ・非エンジニア経営者。アプリ10本・Odyssey BI Claude Code ~1.5万円
Business 8〜15万円 中規模事業者。無制限・Odyssey API・カスタム分析
Enterprise 50万円〜 大企業。専用モデル・SLA・複数アプリ横断Odyssey

初期競合はCursor・Claude Codeなどエンジニア向けツール。しかしBrainforceのICPは非エンジニア経営者であり、競合が取りにいかない市場から入る。
Starterで顧客獲得 → Odysseyデータ蓄積 → 「使うほど精度が上がる」体験でProへのアップセルを促進。初期ARPUは低くてもNRR(売上維持率)が高い設計。

フェーズ平均ARPU/月顧客数MRRARR
Phase 0末1〜3万円3〜5社 3〜15万円〜180万円
Phase 1末4〜5万円10〜20社 50〜100万円600〜1,200万円
Phase 2末8〜10万円50社 400〜500万円4,800〜6,000万円
Pre-IPO15〜20万円200社+ 3,000〜4,000万円3.6〜4.8億円

※ ARPUはOdysseyデータ蓄積とともに自然に上昇する設計。値上げではなく価値向上による単価増。

プラン月額(税抜)提供内容
BF統合版(標準) BF料金に含む Brainforceで作ったアプリへのOdyssey自動統合・BIダッシュボード
API単体(外部事業者向け) 10〜50万円 Trait取得・行動予測・ペルソナ分析API。データドメイン数で精度が変わる
エンタープライズ 100万円〜 カスタムモデル・専用サポート・SLA保証
時期BF顧客数BF ARROdyssey API合計ARR
Phase 0末(2026 Q3) 3〜5社 180〜300万円 300万円
Phase 1末(2027 Q4) 10〜20社 600〜1,800万円 1,200万円
Phase 2末(2029) 50社 5,000万円 500万円 5,500万円
Pre-IPO(2031〜) 200社+ 10〜15億円 5〜10億円 15〜25億円
Valuation Rationale

この金額を提示できる根拠

pre-money 5億円
ARR換算倍率
ARR 300万 × 約17x
根拠 内容
創業者の実証性 星野自身がBrainforceを使ってPlangersの全プロダクトを開発している。「このプロダクトで何ができるか」を最も説得力ある形で示せる
初期顧客の存在 3〜5社が月額料金を払っている事実。日本のSeedでは「初期顧客がいる」だけでバリュ3〜5億は取れるレンジ
データフライホイールの希少性 「サービスをまたいだ個人理解」は国内に競合が存在しない。構造的に模倣困難なモートが差別化として機能する
マルチプル正当性 B2B SaaS × データプラットフォームは早期段階でも高PSRが許容される。国内Seed調達事例(2〜10億pre-money)の中位
pre-money 20億円
ARR換算倍率
ARR 5,500万 × 約3.6x
根拠 内容
ARRベースの妥当性 B2B SaaS Series Aの国内平均PSRは3〜5x。ARR 5,500万 × 3.6x = 約20億。データプレミアムを加算すれば上振れ余地あり
Odyssey APIのポテンシャル 外部API提供開始時点でTAMが急拡大。「Brainforceが作るアプリ」だけでなく「既存アプリのOdyssey統合」という新市場が開く
解約率の構造的低さ 使うほどOdysseyデータが蓄積されるため、解約するほど競合に対して不利になる。ロックイン構造がLTV/CAC比を高める
データドメイン3以上 3ドメイン以上でクロスドメイン理解が機能し始め、Odysseyのユニークさが数字で証明できる段階
Funding

資金調達タイムライン

2026 Q2
Debt
500万円
創業融資(日本政策金融公庫)
自己資金200万と合わせて700万の運転資金 希薄化なし
2027 Q1
Debt
1,000万円
マル経融資(商工会議所経由)
指導実績6ヶ月後に申請 CTO採用・開発投資 希薄化なし
2027 Q4〜
2028 Q1
Equity · Seed
5,000万円
Seed(pre-money 5億円 / 10%希薄化)
融資1年かけてBurn後 SO Pool 15%設定 株価 〜429円/株
2029 Q1〜
Equity · Series A
2億円
Series A(pre-money 20億円 / 9%希薄化)
BF ARR 5,000万達成後 株価 〜1,546円/株
2029 H2
Equity · Series B
10億円
Series B(pre-money 100億円)ARR 5億 × PSR 20x
採用10名 CBO採用 ドメイン拡張 株価 〜7,020円/株
2030 H2
Equity · Series C
30億円
Series C(pre-money 300億円)ARR 12〜15億 × PSR 20〜25x
採用20名 住まいドメイン参入 IPO準備本格化 株価 〜18,862円/株
2031〜
IPO
東証グロース
ARR 20億・黒字化・データドメイン5以上が条件。時期は事業フェーズで決定。
時価総額 200億円+ CEO持分 約45% 創業者・投資家の流動性確保
Cap Table

株主構成の推移

各ラウンドで希薄化がどう進むかを可視化。創業者比率を意識して設計する。

現在 — 100%創業者
星野 100%
星野隆太
SO Pool設定後(Seed前)
星野 85%
SO Pool 15%
星野隆太 85%
SO Pool(未発行)15%
Seed後
星野 76.5%
Pool
CTO
Seed
株主株数比率評価額参考
星野隆太990,00076.5%約3.8億円
SO Pool(未発行)109,5248.5%
CTO(SO)38,8893.0%約1,670万円
Seed投資家129,41210.0%5,000万円
エンジェル等26,4712.0%約1,000万円
合計1,294,296100%post-money 5.5億円
Series A後
星野 69.6%
Pool
役員SO
Seed
A
株主株数比率評価額参考
星野隆太990,00069.6%約15億円
SO Pool残109,5247.7%
役員SO(CTO+他)67,3894.7%約1億円
Seed投資家129,4129.1%約2億円
Series A投資家127,9849.0%2億円
合計1,424,309100%post-money 22億円
Stock Option

SO設計

参画タイミングが早いほど株価が低く、リターンが大きい。これがCxO採用の武器になる。

CTO(Seed時入社)
3.0%
早期参画の最大報酬。Odysseyのコアを作る責任を担う。
行使価格: 〜429円/株(Seed株価)
CFO(Series A時入社)
1.0%
IPOに向けた財務・法務・IR設計。上場準備の要。
行使価格: 〜1,546円/株(Series A株価)
CBO(Series A時入社)
1.0%
ブランド・採用・デザインの統括。認知構築を担う。
行使価格: 〜1,546円/株(Series A株価)
中核エンジニア
0.1〜0.5%
採用タイミング・役割に応じて設定。
行使価格: 採用時株価
残存Pool
〜7%
将来の採用・インセンティブ用に確保。Series A後に追加発行も検討。
Pool合計(設定時)
15%
Seed前に新規発行で確保。ストックオプション税制(税制適格)を最大活用。

税制適格ストックオプションを使うことで、行使時の課税を売却時まで繰り延べられる。 年間行使限度額1,200万円の制約があるため、IPO前後の設計に注意が必要。

IPO Projection

上場時の試算

東証グロース市場の一般的なPSRレンジを適用。データモートプレミアムを織り込む。

Base
200億円
ARR 20億 × PSR 10x
CEO持分(45%)
約90億円
CTO持分(〜2%)
約3.5億円
Mid
420億円
ARR 35億 × PSR 12x
CEO持分(45%)
約189億円
CTO持分(〜2%)
約7.5億円
High
750億円
ARR 50億 × PSR 15x
CEO持分(45%)
約338億円
CTO持分(〜2%)
約13億円

※ PSRはデータモートプレミアムを含む想定。東証グロースの平均PSRは5〜10x程度だが、Odysseyの構造的優位が証明された場合は上位レンジを適用可能。
※ CEO持分はSeries B・C・IPO公募による希薄化を織り込んだ現実的な試算(45%)。Series Aのみで計算すると69.6%だが、その後のラウンドで実態は40〜50%に収束する。
※ CTO持分はSeed時SO(3%)がB・C・IPO公募で希薄化した結果の約2%。行使価格429円に対するネット利益で試算。
※ 上場タイミングは時間軸ではなく事業フェーズで決定する。

Executive Compensation

役員報酬設計

初期は最小限に抑えてバーンを守る。本当の報酬はIPO時の持分流動化で回収する。

調達後のCEO報酬の目安:調達額の10%以内/年 が投資家への説明責任として許容範囲。初期は低く抑え、CTO採用・開発に資金を集中する。

フェーズ 時期 CEO CTO CFO / CBO 考え方
Phase 0
Bootstrap
〜2026 Q3 月45万グロス
手取り30万 + 経費30万
= 法人コスト月75万
生活費月60万以上(経費30万+手取り30万)。クライアントワーク収益で全額賄える
Phase 1
Seed〜Series A
2027 月40〜60万 月50〜80万 バーン抑制。CTOはエンジニア市場相場(年収1,200万〜)に配慮しSOとトレードオフで交渉
Phase 2
Series A〜B
2028 月80〜120万 月100〜150万 月60〜80万 ARR成長中。市場水準に近づける。CFO/CBOの採用タイミング
Phase 3
Series B〜C
2029〜2030 月150〜250万 月150〜200万 月100〜150万 事業成熟。CXO採用競争に耐えられる水準へ
上場後
IPO〜
2031〜 月300〜500万 月250〜350万 月200〜300万 上場企業水準。有価証券報告書で開示。高すぎると株主圧力

CTOはPhase 1時点でCEOより高くなる場合がある。エンジニア市場の転職相場(大手テック年収1,200〜1,500万)に合わせる必要があるため。SOとのトレードオフで交渉する。
CFO・CBOはSeries A以降で採用。それまでCEOが兼務。業績連動賞与はPhase 3以降から設計する。